家庭も持たず 37年間ただひとり黄金を追い求めた「多田銀銅山の鈴木さん」逝去

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1もちゃこ ◆Moco./Hpms

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豊臣秀吉の埋蔵金伝説が残る多田銀銅山(兵庫県猪名川町)に住み着き、
37年間、黄金を探し続けた男性が今年2月、ひっそり世を去った。
家庭も定職も持たず、地底でひたすら夢を追う半生だったが、探索はついに実を結ばなかった。

埋蔵金ファンに「多田銀銅山の鈴木さん」で通っていた浜松市出身の鈴木盛司(もりじ)さん(享年77)。
ここ数年、老人施設に入所していたが、2月18日に病院で息をひきとった。

鈴木さんの著作などによると、仲間4人と発掘を始めたのは1975年。
山あいの民家を借り、古文書を頼りに坑道に潜っては土砂やがれきを運び出した。
だが黄金は現れず、仲間は去り、数年後には一人に。
孤独な夢追い人としてメディアにも紹介された。

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