欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

このエントリーをはてなブックマークに追加
708番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
>>1
定年制は、「高齢者は使い物にならないから、隠退するべきだ」という考えに基づいているが、真実はこの逆で、「高齢者は隠退するから、使い物にならなくなる」のである。
私事で恐縮だが、私には、65歳になる母がいる。長い間、靴下製造工場で働いていたが、60歳を越えた時、定年退職となった。すると、たちまちいろいろな病気が現れて、寝たきり状態になった。
ところが、その後、冬になって工場が忙しくなったり、新人教育のためにベテランが必要になったりすると、再雇用の声がかかった。
明日から仕事となると、それまでの病気が嘘のように治って、翌日から元気に出かける。
今でも、レイオフと再雇用を繰り返しているが、同じような現象が起きる。本人も不思議がっている。

日本には、寝たきりの痴呆老人が多い。だが、年齢による雇用差別が行われていない、エイジレス社会の国では、そうした老人はほとんどいない。
寝たきりや痴呆は、自然発生する生理的現象というよりも、定年制によって人為的に生み出される社会的病理なのだ。
生涯現役社会を作れば、たんに年金の給付額を抑えることができるだけでなく、老人医療費をも抑制することができる。
http://www.systemicsarchive.com/ja/a/welfare.html