米で中高生のアプリ開発者が急増中、アップルも注意深く流れを奨励 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
米アップル AAPL -0.11% の開発者カンファレンスに出席するため、先週サンフランシスコに出張したポール・ダナフー氏は、他のプログラマーらとネットワークを構築し、同氏の6種の生産性アプリについてアップルのエンジニアらからフィードバックをもらった。
Robert Falcetti for The Wall Street Journal
アップルの開発者カンファレンスに出席したポール・ダナフー君
その後、ブレッド・アンド・バター・ソフトウエアの最高経営責任者(CEO)であるダナフー氏はコネティカット州へ戻り、学校へ行く準備をした。ダナフー氏は現在、中学2年生だ。
赤い歯科矯正具をつけたダナフー君(13)は、アップルのカンフェレンスに出席することは「めったにない機会だ」と話す。
現在、熱気を帯びるアプリ作成ブームに乗る10代の若者が増えており、ダナフー君はそのなかの1人だ。
業界の先頭を走るアップルもこの流れを促進している。
アップルは今年初めて、開発者カンファレンスの門戸を13〜17歳の若者に開いた。同社は1599ドル(約13万円)の入場料を賄うため、150人を対象に奨学金を与えたほか、会場のラウンジにはビーンバッグチェアやスキットル(ゲーム)を準備した。付き添いの保護者も招待した。
10代の若者またはその保護者はアップルの通例的な「守秘契約」にサインしなければならない。
アップルのマーケティング担当責任者、フィル・シラー氏は先週、インタビューで「以前は18歳の若者まで招待するのは素晴らしいと考えていた」が、
スマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の基本ソフト(OS)、
「iOS(アイオーエス)」は最近、さらに若い世代の開発者の興味をそそっていると指摘する。
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