スウェーデン最高裁「漫画の絵は児童ポルノではない」 無罪確定

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「漫画は児童ポルノではない」最高裁判所 2012年6月15日

金曜日、児童ポルノの罪で有罪とされていたSimon Lundstromにスウェーデン最高裁は無罪判決を下した。
「自分のこととしても安心しているしスウェーデン全体のこととしても安心している」Lundstromは答えた。

判決によると子供の人物画はポルノになる。しかし漫画に出てくるのは架空の人物であり本物の子供とは間違えようがないという。
「この絵の所持を犯罪とするのは表現の自由や情報の自由を制限していい範囲を超えている」と裁判所は言っている。

スウェーデンのトップ漫画家であるLundstromはPCの中に39枚の性的な絵を所持していたとして一審二審で有罪となった。
一審で彼は日本の漫画の最新動向をつかむために絵を手に入れたと説明した。
裁判所は25000クローナ(3500ドル)の罰金を下し、それが二審では5600クローナに下がった。

最高裁の公判中には法廷の大画面に絵が写された。
パステルカラーの絵の中で子供たちは服を脱いで様々な姿をしていた。
登場人物はいずれも大きな目だとかいった漫画的な特徴を持っていた。

Lundstromの弁護士は判決に満足した。
「常識が勝ったのは心強い。最高裁は良い結論を出してくれる。とても良い判決」

判決によると39枚の絵のうち1枚は写実的すぎるため児童ポルノ扱いされる可能性があると最高裁は言っている。
しかしそれも正当であるとして結局Lundstromは無罪という結論になった。

(大意)
http://www.thelocal.se/41460/20120615/