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馳議員 衆院予算委で“キンコン梶原”生活保護問題を追及

 自民党の馳浩衆院議員(51)が、タレントの母親の生活保護受給問題に“参戦”した。
12日の衆院予算委員会で、お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(31)が母親のた
めに購入したマンションの写真を示しながら、小宮山洋子厚生労働相らに「全ての事情
を踏まえて(受給が)認定されたのか」と追及。「一定のルールのもとで厳格な審査がさ
れるべき」と訴えた。

 馳氏は午前の予算委で、「有名な芸人さんが、お母さんが昨年から生活保護を受け
ていたことで先月会見して事情説明した。その瞬間、“あれ?”と思った」と指摘。2つの
高層マンションの写真が載ったパネルを示しながら、「1つは芸人さんがお母さんに買
ってあげたマンション。もう1つは、お母さんのマンションの隣にあり、芸人のお兄さんが
住んでいる。不動産登記情報で確認した」と説明した。

 個人名は挙げなかったが、事実関係から梶原のケースであることは明らか。馳氏は
前日11日付の自身のブログに、質問のテーマの1つとして「キングコング梶原君のお母
さんの生活保護費受給問題」と書き込んでいた。

 予算委では、母親のために購入したマンションのローンの支払い状況や、隣に住む兄
が自衛官であることなどを説明し、「扶養義務者のお兄さんが隣に住んでおり、これらの
事情を全て踏まえて(受給が)認定されたのか」と追及。また、「ケースワーカーは受給者
が増え大変な負担になっている」として、民生委員による支援などを提案した。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/06/13/kiji/K20120613003455250.html