エアアジアグループ トニー・フェルナンデスCEOはコストダウンへの最大の障害が「空港」だと指摘。
「低価格のためには空港のサポートが必要。着陸料は大きな問題ではない。
問題なのは施設で、シンプルにすることで利用料を引き下げる必要がある」
と述べ、ユニクロの「CHANGE OR DIE」(変革しろ さもなくば死だ)というスローガンをもじって、
「成田も『CHANGE OR DIE』」と迫った。
成田国際空港会社(NAA)は12年4月、14年度中にLCC専用ターミナルを建設する方針を発表しているが、
これについて岩片氏は、
「今聞いている限り、どうもNAAが作ろうとしているローコストターミナルは、かなりコストが高いの
ではないかという危惧を持っている。そうなると本末転倒で、LCCがなかなか入って来れない。
自己満足的に建物が出来たけれども、例えば関西空港のものに比べて『規模が小さい、コストが高い』
ということになると、今後十分に展開できるか分からない」
と、非常に懐疑的見方を示した。
■スカイマークのサービス方針には「非常に驚いた」
スカイマークが、
「客室乗務員は収納の援助をいたしません」
「お客様に対しては従来の航空会社の客室乗務員のような丁寧な言葉遣いを当社客室乗務員に義務づけておりません」
「機内での苦情は一切受け付けません」
といった独自のサービス方針を掲げていることにつて、
「非常に驚いた。私達は、従来の航空会社とは違ったやり方でお客様をエンターテインしたい(楽しませたい)が、それは無愛想にしたり『文句言うな』と言ったりすることではない」
「コストが上がるような接客はできないが、効率を重んじる中で楽しさを演出することはできる」
と疑問を呈した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120530-00000002-jct-soci