ttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120604-00000737-fnn-soci 今や手放せないスマートフォンだが、その光には、注意が必要かもしれない。
母親たちが嘆くのは、子どもの視力低下だった。
子どもの視力について、母親は「0.08とか、そのぐらいだと」、「0.04。小学3年生くらいから、徐々に徐々に(悪くなった)」などと話した。
文部科学省のデータによると、視力が1.0未満の生徒は、小学生でおよそ3割、中学生ではおよそ半分、そして高校生では、実に6割にものぼるという。
以前に比べて、目を酷使する機会が多くなった今、大人も見過ごせない、ある問題が浮上している。
その原因の1つとされるのが、スマートフォン。
スマートフォンを利用している時について、街の人は「すごくまぶしいですね」、「目の奥がズーンとする感じ」、「スマホを使う時間は、かなり長いので...3〜4時間は使います」などと話した。
最近、利用者の増えているスマートフォンだが、この画面から出される青い光が、人体に影響を与えるのではと、懸念されている。
スマホやパソコンのモニターからは、「ブルーライト」と呼ばれる強いエネルギーの青い光が出ていて、長時間見続けると、網膜に影響を及ぼす可能性があるという。
慶応義塾大学医学部眼科の坪田一男教授は「加齢黄斑変性という、目の中にある、ものを見る中心がおかしくなる病気があるが、最近になって、ブルーライトも強くて(見る)時間が長いと、障害が起こることがわかってきました」と語った。
さらに、ブルーライトの影響は、ほかにもあるという。
慶応義塾大学医学部眼科の坪田一男教授は「(ブルーライトは)僕たちの1日のリズムをつかさどるのに非常に重要なんです。昼間浴びないで、夜に浴びているのが問題なんです」と語った。
スマホを利用している街の人は「6時間以上は使っていると思います。寝るまで、テレビを見るか、スマホをしているか」などと話した。
もともと、太陽にも含まれているブルーライトは、夜遅くまで見つめ続けていると、体が昼と勘違いして、体内リズムが崩れる原因になり得ると、医師は警鐘を鳴らしている。
このブルーライト問題に、対策グッズも登場している。
SoftBank表参道には、さまざまなiPhone関連の商品が並んでいるが、「ブルーライトカット」と書いてある。