受刑者「耳が痛え」→刑務所「はいはい、仮病仮病」 受刑者の訴えを76回無視した大阪刑務所に警告書送付
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120604/waf12060418560017-n1.htm 刑務所で診察受けさせず 大阪弁護士会に人権救済申し立て
大阪刑務所で耳の病気を何度も訴えた男性(47)に、速やかに医師の診察を受けさせなかったのは憲法が保障する「医療を受ける権利」
の侵害に当たるとして、大阪弁護士会人権擁護委員会は4日、同刑務所長に対し警告書を送付した。
警告書によると、男性は大阪刑務所に収容中の2006年12月〜10年5月、合計76回にわたり耳からの出血などを訴えた。だが、医師
の診察は07年7月と08年4月の2回しかなかった。
男性は仮釈放後の11年2月、大阪市内の病院で右耳の鼓膜が破れていると診断された。警告書は「初期の段階で治療を受けていれば、
鼓膜損傷まで至らなかった可能性がある」としている。
男性が10年1月、大阪弁護士会に人権救済を申し立てた。同会によると、「警告」は最も重い措置。