【嫌儲大勝利速報】ソニーの株価が1000割れ秒読み 14兆円の損失 ステマ企業の死に様をとくと見よ
ソニーの株価が下げ止まらない。日本を代表する優良銘柄だったはずが、いまや1000円の大台割れをうかがう水準、
株式時価総額も約1兆円まで減るなど、薄型テレビの価格下落のように“値崩れ”が続く。
「ソニーの失われた10年」からの脱却策はあるのか。
31日午前の東京株式市場でソニー株は一時、前日終値比37円安の1015円と年初来安値を更新した。
ITバブル期の2000年3月に3万3900円(株式分割を考慮すると1万6950円)の上場来高値をつけたが、
03年4月のソニーショックや08〜09年のリーマンショックで急落。今年に入っても下落基調が続く。
時価総額は30日終値時点で約1兆568億円と国内上場企業で45位。
電機メーカーの中でも日立製作所(2兆962億円)のほぼ半分、三菱電機、パナソニック、東芝の後塵(こうじん)を拝している。
時価総額は瞬間風速的に15兆円を突破した00年と比較すると約14兆円が消失したことになる。
これは極端にしても、00年代半ばまで5兆円前後で推移したことと比べると見る影もない低迷ぶりだ。
「含み損を抱えて売るに売れず、塩漬け状態になっている個人投資家も多いのではないか」と株式評論家の植木靖男氏は指摘する。
楽天証券経済研究所の今中能夫アナリストは「ソニーの映画や音楽、ゲーム、金融部門の買収価値は1兆数千億円から2兆円になるので、
株価の指標は明らかに底に達している。テレビ事業の赤字削減も進んでおり、きっかけがあれば反転するだろう」と指摘する。
ただ「具体的な成長路線が見えてこないと、ぐんぐん上がるのは難しいのではないか」とも。
ソニー株については、下落局面では個人投資家の買いが入るという“神話”があったが、植木氏は現状をこうみる。
「ゴムの切れたパンツのように下がったら戻らない今年の値動きをみると、株主から見捨てられつつあるのではないか。
世間をあっといわせるような新製品が出ない限り、株価の回復は厳しい」
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20120531/inv1205311233003-n1.htm