南米のハイウェイ

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南米のハイウェイ建設、虫で影響評価

 ブラジルとペルーを結ぶハイウェイの開通により、アマゾンの熱帯雨林に対する影響が
心配されている。新たな調査プロジェクトでは、水生昆虫を使って環境を評価するという。

 2012年、全長約2600キロのトランスオセアニック・ハイウェイ(Transoceanic Highway
)が一般車両に開放された。このハイウェイはペルーの太平洋岸からブラジル内陸部まで
伸びている。ブラジルの既存の道路網に接続しており、大西洋岸までの長距離輸送が可能
になった。ペルー内では2つの支線に分かれ、アマゾン熱帯雨林を貫いて走る。

 経済発展への貢献が期待されるが、環境破壊によりアマゾンの動植物が影響を受ける
可能性もある。アマゾン川流域には、他の地域に存在しない種が数多く生息している。

 アマゾン環境教育研究センター(Amazon Center for Environmental Education and
Research: ACEER)の責任者ロジャー・ムスタリッシュ(Roger Mustalish)氏は
、「ペルーの農村部に行けば、国の大部分が極度の貧困状態にあることがわかる。道路を
建設するなと言うのは非常に難しい」と話す。「しかし開通すれば、そう遠くない将来に
大規模な人口移動が必ず起きる」。

 ACEERは2012年に入り、ハイウェイの近くを流れる河川に対する環境影響を記録する
ためのプロジェクトを立ち上げた。建築工事や森林の開拓、金の採掘(特に、有害な水銀
を使用する違法な採掘)が対象だ。ACEERでは約20の川の状態を評価、監視するため、
ユニークな“葉のパック”を用いている。

 葉のパックは、現地で採取した木の葉をメッシュの袋に詰め込んで作る。川底に固定し
て数週間待つと、水生昆虫の幼虫が木の葉をエサにコロニーを形成する。昆虫の種類や数
を見れば、川の健康状態がわかる。ハイウェイが水生生物のコミュニティーに及ぼす影響
も理解できる可能性がある。
2番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/05/24(木) 11:51:51.26 ID:xOgVUdBY0
◆単純な仕組み

 この妙案を考案したのはアメリカ、ペンシルバニア州に拠点を置くストラウド水研究
センター(Stroud Water Research Center)。簡単に扱えるよう、さまざまな工夫が凝ら
されているという。

 調査セットには、メッシュの袋以外にも、さまざまな水生昆虫の高解像度画像と虫眼鏡、
シンプルな表が含まれている。画像で昆虫の種類を特定したら、表で大きさを調べ、分類
できる。

「単純な仕組みだが、川の健康状態だけでなく周囲の陸地についても驚くほどの情報が得
られる」とムスタリッシュ氏は述べる。

 例えば、ブヨやユスリカの幼生が大量にいれば、生態系が汚染されている可能性が高い。
どちらも、酸素濃度が低く、シルト(粗い泥や砂)が多い環境に耐えられるからだ。周囲
の森林が開拓されると、川の水はこのような状態になる。

◆現場へ

 プロジェクトの第1段階では、ペルー南東部の川沿いの都市プエルトマルドナドから
高地クスコまでの428キロを調査する。ムスタリッシュ氏によれば、熱帯雨林から雲霧林、
温帯地域、高山まで、非常に多様な生物の分布域を道路が貫いているという。

「7タイプの分布域を含んでいるが、とてもコンパクトにまとまっている。これほど多く
を見られる場所は、世界中を探してもほとんど存在しないだろう。北極から赤道までの旅
に相当する多様性を秘めている」。

Photograph courtesy ACEER
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120521001&expand#title
依頼191,192
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閃光のハサウェイ
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