福井「大阪に原発のありがたさを知らせるために計画停電しろ」
■電気のありがたさ知らせる
関西電力美浜原子力発電所(美浜町)の再稼働について、美浜町議会原子力特別委員会は
21日、経済産業省原子力安全・保安院と関西電力から、安全基準と緊急安全対策について説明を受けた。
関電は昨年12月、美浜原発3号機のストレステスト(耐性検査)1次評価を提出し、保安院の
審査待ち。同2号機は昨年7月、高経年化技術評価を提出し、今年7月には運転40年を迎える。
同1、2号機は改正規制法案の制定待ちとなっている。
この日の原特委では、山口治太郎町長や議員10人が出席。関電の説明後、議員が「今年の
夏を乗り越えれば、原子力発電所がなくてもやっていけると思われがちだ」と指摘。「大阪など
関西は電気があって当たり前だと思っている。関西に電気のありがたさを知らせるため、
計画停電を最重要課題にすべきだ」と要請。
関電美浜発電所の片岡秀郎所長は「供給の努力を怠ってはいけないが、化石燃料の増強が
電気料金の値上げに繋がることなどを理解してもらわなければならない」と応えた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120522/fki12052202080002-n1.htm