宮城県岩沼市の仮設住宅に住む中高年層のうち、働き盛りの男性ほど抑うつ傾向が高いことが東北大などの調査で分かった。
東日本大震災後にやめた趣味がある人は3割に上り、外出や歩く時間が少なくなっていることも明らかになった。
調査は仮設住宅に住む40歳以上の男女を対象とし、2〜3月に調査員が戸別訪問して実施。
548人中396人(回答率72%)から回答を得た。回答者の平均年齢は64.7歳。
抑うつ傾向がある人は全体で36%に上った。男性では40代が61%と最も高く、次いで50代が40%だったのに対し、
60代、70代、80代以上はいずれも25%だった。女性は60代が30%と若干低かったものの、
他の年代は36〜44%で大きな差はなかった。将来への経済的な不安を抱えているほど抑うつ状態にあり、
40代の男性は68%が「非常に不安」と回答した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000011-jij-soci