AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ロリー・リード)は、
Adobe Photoshop CS6をはじめとするアドビ システムズの各種製品を対象として、
GPUアクセラレーションの新たな機能セットを最適化するためにアドビ システムズとコラボレーションしていくことを発表しました。
GPUアクセラレーションの実装とOpenCLの最適化は、重要な画像処理機能の大幅な高速化と、
Adobe Creative Suite 6の主要ツールでの編集作業における成果物のリアルタイムな生成を実現し、エンドユーザー体験を向上します。
AMDとアドビ システムズのコラボレーションにより、Adobe Photoshop CS6とAdobe Premiere Pro CS6では各種機能のアクセラレーションが可能となり、
Adobe Creative Suite製品ファミリーにOpenCLが初めて実装されることになります。
Adobe Photoshop CS6で新たに登場したAdobe Mercury Graphics Engineは、OpenCLとOpenGLの両方を活用することで、
新機能の「ぼかしギャラリー(Blur Gallery)」や既存の機能のアクセラレーションを行います。
この「ぼかしギャラリー」は、近日発表予定のAPU「Trinity」を使用してOpenCL GPUのアクセラレーションをオンにすることで、最大10倍の高速処理が可能です。
AMDは、「ゆがみ(Liquify)」ツールの高速アクセラレーション版でもアドビ システムズと協力しています
この「ゆがみ」ツールはAdobe Photoshop CS6のフィルターであり、これを使用することで
ユーザーは画像のあらゆる領域でプッシュ、プル、回転、反射、パンク、膨張を行い、芸術的なエフェクトを作成できます。
新登場のAdobe Photoshop CS6では、これ以外にも数十種類のGPUアクセラレーション対応機能が用意されています。
AMDとアドビ システムズは、2012年6月11日〜14日に開催される「AMD Fusion Developer Summit(AFDS)」でも協力します。
さらに、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Adobe Flashの各チームによる、サミットのテクニカル・ブレイクアウト・セッションの参加者は、
ヘテロジニアスな演算環境でのオープンスタンダードにおける取り組みについて最新情報と知見を得ることができます。
http://www.4gamer.net/games/133/G013372/20120426013/