俺妹の作者を脅迫したオタク「黒猫死ね!!!桐乃をもっと活躍させろ!!!!」

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若者や“オタク”を中心に人気を集めるライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の作者で、
小説家の伏見つかささん(31)に脅迫メールを送りつけたとして4月、脅迫容疑で32歳の男が警視庁麹町署に逮捕される事件があった。
警視庁によると、男はこの小説の熱烈なファンで、ストーリー展開に納得がいかず脅迫行為を繰り返していたとみられ、
小説に出てくる「妹」に“恋”にも近い感情を抱いていたという。事件も一種の愛情表現だったようだが…。

《死ね詐欺師》《舐めたことぬかしてきたの後悔させてやる》

こうした脅し文句を連ねたメールが伏見さんあてに届くようになったのは、昨年11月。
アドレスは伏見さんが公式ブログで公開していたものだったが、内容は徐々にエスカレートしていった。

《探偵雇ってでもお前ら詐欺師の住所を割り出してやる》

送られてきたメールは計500通以上。中には、ブログに公開されていた伏見さんや、
出版社の男性社員の写真を勝手に修整した画像が添付されていたメールもあった。2人の首が切断され、
血まみれになっているように加工された画像は、とてもイタズラでは済まされない不気味さがあった。

不安を感じた出版社の社員は警視庁麹町署に相談し、被害届を提出。
メールの内容から、同署は、伏見さんの「俺の妹が−−」の熱狂的ファンによる犯行の疑いがあるとみて捜査を始めた。

「自分が好きなキャラクターの扱いが、ないがしろにされていると思った」
警視庁の調べに対して、青井被告は容疑を認めて、こう供述したという。
青井容疑者の好きなキャラクターとは、中学生の妹「高坂桐乃(きりの)」だったという。
小説に出てくる兄「高坂京介」は、桐乃に気をとられる一方、「黒猫」と呼ばれる別の女性とも交際しているという設定だが、
青井被告は調べに対して「黒猫ばかりが目立つ展開に納得がいかなかった」と憤懣(ふんまん)やるかたない様子で供述したという。

怒りの矛先は、小説のキャラクター「黒猫」と出版社、そして作者である伏見さんへ向けられた。
確認された脅迫メールの中には《顔面に黒猫の死体叩きつけてやりたい》という一文があったという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120506/crm12050618000003-n2.htm