◆J1第9節 川崎4―3磐田(3日・等々力陸上競技場) 川崎は、撃ち合いを制し、磐田を4―3で下した。超攻撃的サッカーを目指し、4月24日に就任した風間八宏新監督(50)は、リーグ戦2戦目にしてプロ初勝利を飾った。
ふてぶてしい新人監督だった。一時は3点あったリードが、後半ロスタイムに1点差となり、残り3分。しかし、プロ初勝利を目前にした風間監督の心は波立たなかった。「3点差になっても選手は攻めたいと言った。
同点になったとしても、その姿勢は尊重したいと思っていた」。14年間、テレビ解説で見せていた時と変わらない落ち着きを払った語り口だった。
初白星は、初黒星と同じくド派手だった。後半10分までに3―0。1点を返されるも、同17分にはMF中村のスルーパスからFW矢島が追加点。しかし、そこから失点を重ねて結果は4―3。
初陣の広島戦(4月28日)は1―4の完敗。2戦7失点も、それこそ風間フロンターレだった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20120503-OHT1T00301.htm