去年、北見市で、包丁で母親を殺害し、父親にも大けがを負わせ、殺人などの罪に問われている24歳の男の裁判が、31日から始まりました。
北見市の無職、渡辺大起 被告(24)は、去年4月、自宅で両親を包丁で刺して、母親を殺害、父親にも大けがを負わせたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われています。
31日から裁判員が参加して、釧路地裁で始まった裁判で、検察側は「包丁のなかから最も鋭いものを選び出し、
柄の部分に滑り止めを巻いたり手袋を準備するなど計画的な犯行だった」と述べました。
これに対し、弁護側は「大学を中退したことや、アルバイトに就かないことを、母親から『恥さらしだとわかっているのか。
くずだと自覚しなさい』などと叱責され、自殺を思い立つほど追い詰められていた。犯行は衝動的だ」などと主張しました。
この裁判では、起訴の内容に争いはなく、裁判員が刑の重さをどのように判断するのかが注目されます。
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