ニューヨーク州内での松井の孤独な自主トレを偶然、目撃した人物がいる。03〜05年にヤンキースでプレーした
元捕手のジョン・フラハティ氏(44)だ。
現在、テレビ解説者を務める同氏は本紙の取材に応じ「この前、昼間に近所をドライブをしていたら一般の人が
利用する公園で、ヒデキが一生懸命スプリント(短距離ダッシュ)をしているのを目撃したんだ」と明かした。
その時は急用があり、「車を止めて声を掛けることはできなかった」というが、ニューヨークでは誰もが名前と顔を
知っている大リーガーが、公園で猛ダッシュを繰り返す姿に「元同僚が復活を目指して汗を流しているのを見て、
何かうれしかったね」と感慨深げ。自身のツイッターに「レイズに加入する準備はOKだ。でも不思議な感じだね」と
感想をつづった。
「もう若くはないが、ヒデキは打席に立てばしっかり仕事をする。マイナーで数週間プレーして体に問題がないことを
証明し、再びメジャーの舞台に立てば、私にとってもうれしいニュース」と、フラハティ氏は「戦友」にエールを送った。
◆ジョン・フラハティ 1967年10月21日、ニューヨーク州生まれの44歳。88年にドラフト25巡目でレッドソックス
入団。その後デビルレイズやヤンキースなどでプレーし05年に引退。メジャー通算14年間で5球団に在籍し、
打率・252、80本塁打、395打点。現在はニューヨークのテレビ局YESネットワークで解説者を務める。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/05/02/kiji/K20120502003165620.html