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パートナーシップ法導入訴えパレード
http://news.tbs.co.jp/jpg/news5016424_6.jpg 東京・原宿で、同性愛者など「性的少数派」と呼ばれる人たちと支援者によるパレードが行われました。同性同士のカップルにも男女の夫婦と同じ権利や保障を認めて欲しいと訴えています。
多様性を表す七色の旗を掲げたパレード。「LGBT」、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー。「性的少数派」と呼ばれる人たちの権利拡大を求めています。
都内に住むひろこさんと東小雪さんはレズビアンのカップル。1年前から一緒に暮らしています。二人は男女の夫婦と同じ権利や保障を認めて欲しいと訴えています。
しかし、二人には配偶者控除は適用されず、相続でも家族とはみなされません。
「現状(法的な保障が)何もないので、国から(同性カップルが)存在してないってことになっているんじゃないかなって」(ひろこさん)
ヨーロッパを中心に20か国以上でパートナーシップ法という法律が導入されています。国によって差があるものの、同性のカップルに対して男女の夫婦に準じる権利を与えるものです。
「ニューヨークの結婚のニュースを見たときは、うれしくて泣きました」(東小雪さん)
しかし、日本では国会での議論すらなされていません。
「日本はどの段階にあるかというと、(同性カップルの)存在そのものを否定したり、あまり認めたくないという状況ですね」(家族法に詳しい 早稲田大学 棚村政行教授)
「(Q.自殺を考えたことは)そういう人はたくさんいます。生きづらさを抱えている人はすごく多いですよね」(東小雪さん)
日本でも法整備を進めるためには、自分たちの存在を社会に理解してもらう以外に方法はないと二人は考えています。
「ありのままの自分らしく生活できるようになったらいいなって」(ひろこさん)
日本は彼らの声に、今後、どのように応えていくのでしょうか。(29日15:52)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5016424.html