「招き虎」で商売繁盛 尼崎の三和市場に登場 兵庫
2012.4.25 02:01
尼崎市建家町の三和市場北側入り口に、招き猫ならぬ「招き虎」のモニュメントが登場した。空き店舗のシャッターには色鮮やかな壁画が描かれ、
買い物客らの注目を集めている。
同市場は阪神尼崎駅や出屋敷駅から近く、全盛期には50店舗以上が営業していた。ところが阪神大震災以降、後継者難や郊外店舗の進出など
で閉店が相次ぎ、今では15店舗に減少、シャッターを閉めた空き店舗が目立っている。このため、まちづくり会社「TMO尼崎」が活気を取り戻すた
め平成22年11月から2カ月に1回(第1土曜)、市場内に屋台を並べて戦後の闇市の雰囲気を演出する「尼崎横丁」を開くなど、集客策に知恵を
絞っている。
モニュメントは縦約1メートル、横約1・5メートルで、虎が「三和市場 尼崎横丁」と書かれた缶詰に見立てた看板をかじっている様子をデザイン。
空き店舗のシャッターには、市内のイラストレーターら2人が、市場内の実験店舗名にちなんだキャラクター「虎の穴マン」やフランスの市場をイメ
ージした絵を描いた。
協同組合三和市場の森谷寿副理事長は「シャッターに描かれた絵で、ほっこりしてください」と来店を呼びかけている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120425/hyg12042502020003-n1.htm