津波がペルシャ侵攻防ぐ ギリシャで前5世紀
【ベルリン共同】ギリシャ北部で過去、津波が繰り返し起きていたことがドイツ・アーヘン工科大の研究チームの調査で分かった。
紀元前5世紀のギリシャの歴史家ヘロドトスは、ギリシャに攻め入ろうとしたペルシャ兵数百人が巨大な波にのまれたと記したが、
これは津波の発生だったことが裏付けられたと説明している。DPA通信などが20日までに報じた。
研究チームのクラウス・ライヒェルター教授らが数年前から現地でボーリング調査を実施。
津波により内陸部に運ばれた海底の砂などが見つかった。
同教授は、海水浴客らが数多く訪れるギリシャ北部のテルメ湾付近で今後、津波が発生する危険があると警鐘を鳴らしている。
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042101001550.html