仙台中央署の男性巡査(27)が3月、飲酒後に車を運転し、物損事故を起こしていたことが17日、分かった。酒気帯び運転の基準値は超えておらず、宮城県警は18日にも道交法違反(安全運転義務違反)容疑で巡査を書類送検し、停職の懲戒処分にする方針。
捜査関係者によると、巡査は宿直明けの3月22日夕方ごろから仙台市青葉区の官舎で日本酒を3合弱飲んだ後、自家用車で区内の大型量販店に出掛けた。帰宅途中の午後10時40分ごろ、同区国見1丁目の市道で電柱に衝突した。
巡査にけがはなく、同乗者もいなかったが、電柱が折れたという。
事故直後、巡査は仙台中央署の上司に連絡し、上司が事故現場を管轄する仙台北署へ通報。駆け付けた同署員がアルコール検査をしたが、酒気帯び運転の基準値となる呼気1リットル当たり0・15ミリグラムは超えなかった。
県警の調べに、巡査は飲酒後の運転を認めた上で「異動前の不安を紛らわすため、車で好きな音楽を大音量で聴きたかった」「官舎の住民に迷惑が掛かるので、量販店の駐車場へ行った」という趣旨の供述をし、依願退職する意向を示しているという。
県警監察課は「大変遺憾。再発防止に努めたい」としている。(共同)
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