セブン&アイ・ホールディングス(HD)は16日、傘下のスーパー店頭で飲料ペットボトルを回収し、
リサイクル会社などと協業で再び飲料用ペットボトルにリサイクルする仕組みを月内に導入すると発表した。
使用済みペットボトルはトレーなどの容器、繊維などへの再生は進んでいるが、ペットボトルへのリサイクルは
高度な技術が必要なため普及しておらず、大手小売り業でこうした仕組みを導入するのは初めてという。
当面、グループのスーパー店頭に自動回収機を設置、資源再生を手がける協栄産業で原料にし、サントリーなど
大手飲料メーカーで再生ペットボトルを製造する。
ここで製造されたボトルを、セブン&アイHDのプライベートブランド(PB=自主企画)商品に活用することも検討する。
月内にイトーヨーカドー、ヨークマートの計35店舗で導入し、来年3月までに関東エリアの全店約200店舗に拡大する。
自動回収機はセブン&アイHDの共通ポイントカード「nanaco(ナナコ)」対応で、機械にかざしてペットボトルを
投入すると、1本につき0.2円相当のポイントがつく。
http://sankei.jp.msn.com/smp/economy/news/120416/biz12041616270008-s.htm