「運転控えて」直後の惨事=発作心配、家族で会議−死傷事故の藤崎容疑者
藤崎晋吾容疑者(30)の姉(34)によると、同容疑者は1、2年前からてんかんの発作を起こしていた。「運転を続けるなら会社を
やめて」。家族で話し合った直後に事故が起き、姉は「家族の注意が行き届かず、申し訳ありません」と泣き崩れた。
姉の話では、てんかんの発作は仕事が忙しい時やストレスがたまった際、就寝中や家で酒を飲むと出た。仕事中や運転中にはな
かったが、最近3カ月間に2回発作があったという。「運転を控えて」「続けなければならないなら転職して」。家族が注意し、10日には
母が役所に障害認定を届け出たばかりだった。
「事故を起こしても会社に責任はない」。そんな誓約書を書くよう言われたと1週間ほど前に打ち明けられたという。
一方、藤崎容疑者が勤務した会社の社長(70)は「てんかんのことは知らなかった。健康診断で異常はなかった」と説明。2008年
9月に採用し、「販売も上手で優しい子だった」と話した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012041201038