稲川淳二、安岡力也さんの死を悼む…ヒヨコを愛する少年だった

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1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/04/09(月) 13:22:29.72 ID:FZN/aUSS0● BE:79170629-PLT(12373) ポイント特典

歌手で俳優の安岡力也さんが8日午前6時1分、都内の病院で心不全のため死去した。64歳だった。

タレント稲川淳二(64)が8日、少年時代を知る安岡さんの死を悼んだ。「同い年ですから。悲しいというより寂しい」。

小学生時代、東京・広尾の有栖川公園でよく顔を合わせていたが、互いに名前も知らず、話したこともなかった。
「当時からでっかくて。みんな『危険だから近づくな』って言ってたんだ」。

稲川はいつも大人数のグループで遊んでいた。安岡さんはいつも公園に1人で現れた。安岡さんはジャケット姿だった。
ザリガニ釣りを楽しむ自分たちの姿を、安岡さんはいつも遠くから見つめるだけだった。

ある日、のこぎりを背負って公園にやってきた。驚いて見ていると、公園の木を切り始めた。
遊びの仲間に入りたいと言葉に出来ず、とっぴな行動で自分に興味を持たせた。「仲間にしてというメッセージだったのかな」。

ある時、公園にニワトリが急増したことがあった。当時は不思議に思うだけだったが、真相を20年後に知った。
安岡さんと仕事先で雑談していた際、当時の話になった。安岡さんは露店で売れ残ったヒヨコがかわいそうだと思い、
買い占めたが、家で飼うことができず、公園に放ったのだという。「淳ちゃん、それ俺がやったんだよ」。
そう打ち明け、いたずら小僧のように笑ったという。

「弱いところを見せたがらない人だから」と見舞いには行かなかった。シャイで優しく大胆だった“幼なじみ”。
「良い時間をいただいた。ありがとう…」と感謝の言葉を贈った。【三須一紀】

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120409-931237.html