内閣府から公表された南海トラフ巨大地震の被害想定では、県内の最大津波高は25・3メートルとされ、現在の県の
被害想定10・4メートルの倍以上となった。
「深刻に受け止めている。最悪のシナリオとはいえ、25メートルを超える津波が揺れとほぼ同時間に押し寄せることが分かった。
県全体で地震・津波への備えを怠ることはできない。安全のための危機管理は、文字通り待ったなしだ」−。
川勝平太知事は2日、国の新想定に強い危機感をあらわにした。
この日知事は、県庁の新人に公務員の心得を訓示したばかり。自身も「津波や地震対策、命の道である新東名高速を軸にした
地域づくりを急ぎたい。危機管理は新しい職員も強く意識している。新人もトップも同じように危機意識を持ち、全力疾走しようと
気持ちを一つにした」と気を引き締めていた。
■msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120408/szk12040808000005-n1.htm