★原発作業員死亡で賠償命令 中皮腫、浜岡の保守2社に
浜岡原発(静岡県御前崎市)で定期検査に従事した同県掛川市の作業員、丸山和也さん=当時(39)=
が中皮腫で死亡したのは、作業に使ったアスベスト(石綿)が原因として、遺族が中部電力など3社に計約
7600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁は23日、作業を請け負った2社に計約5200万円
の支払いを命じた。中部電の責任は認めなかった。
賠償命令を受けたのは中電のグループ会社「中部プラントサービス」(名古屋市)と、プラント建設・保守会社
「太平電業」(東京)。
足立哲裁判長は判決理由で、2社は社員を常駐させ作業を監督していたと指摘した上で「使用する材料にア
スベストが含まれているかどうか確認し、必要な対策を取る義務があった」とした。
中部電については「実質的な雇用関係になかった」とした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120323/trl12032323260003-n1.htm