和歌山県が津波避難情報ソフト開発 3月29日 7時6分
東南海・南海地震による津波に備え、和歌山県は、海抜や耐震性など避難所の安全性の
情報を表示して誘導するスマートフォン向けのソフトを開発しました。
このソフトは「逃げナビ」と名付けられ、東南海・南海地震などの大地震の津波に備えて
和歌山県がスマートフォン向けに開発しました。
和歌山県内の2646か所の避難所の情報が登録され、GPS機能を使って、自分がいる場所から
避難所までの経路が地図や矢印で示されます。
避難所の情報には、収容人数や建物の耐震性のほか、海抜や立地条件などを基に県が3段階で
評価した津波からの安全性のレベルも記載されていて、一部の機種には29日から無料で配信されています。
和歌山県によりますと、避難所の情報を知らせるスマートフォン向けのソフトはこれまでにも
ありましたが、避難所の安全性の情報を提供するのは初めてだということです。
和歌山県総合防災課の高瀬一郎課長は「東日本大震災を受け、避難所の安全性を見直して
レベル分けした。最新のデータを住民に提供し、津波からの避難に役立ててもらいたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120329/k10014045761000.html