京都府警田辺署の留置管理係の男性巡査部長(55)が、勾留中だった男(31)(恐喝容疑などで逮捕)に
便宜を図ったことを逆手に取られて30万円を脅し取られたとされる事件で、
府警は27日、巡査部長を含む留置管理係7人全員が昨年12月〜今年1月、男らに喫煙や飲食などの便宜を図っていたと発表した。
昨年12月には、男に規定の20分を大幅に超える2時間の接見をさせたのに、規定通りとする虚偽の報告書を作成、提出したとして、
府警は同日、7人のうち巡査部長ら3人を虚偽無印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。
発表では、留置場内で大声を出して暴れた男に昨年12月、菓子を与えたのが発端で、さらに男の要求はエスカレート。
その様子を見た勾留中の他の2人からも同様に要求され、7人は喫煙もさせていた。
虚偽の報告書は昨年12月28日、巡査部長が巡査(25)に記入をさせ、係長の警部補(44)が黙認して提出した疑い。
(2012年3月28日14時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120328-OYT1T00162.htm