上越地滑り「土砂の移動ほぼ収束」専門家確認
上越市板倉区国川の地滑りで、日本地すべり学会新潟支部は27日、
現地を調査し「土砂の移動は基本的に収束した」と確認した。
これを受けて市は同区曽根田5世帯20人に出していた避難準備情報を解除した。
13日の発表から2週間での解除となった。ただ、国川の21世帯80人に出ている避難勧告が解かれるめどは立っていない。
27日は専門家7人が地滑りが起きた山の頂上や土砂に水が流れ込むのを防ぐ溝などを調べ、
現場の様子や土砂の移動量が減少していることから、被害が広がる可能性は少ないと判断。
学会理事の丸井英明新潟大災害・復興科学研究所長は
「斜面上部の崩壊が拡大する可能性はあるが、土の堤防が被害を防ぐとみており、曽根田集落は安全と判断できる」と述べた。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/33592.html