東京・西麻布の通称「西麻布迎賓館」の競売を逃れるため登記を偽ったとして5人が逮捕された事件で
警視庁組織犯罪対策4課は25日、競売入札妨害容疑などで主犯格として指名手配していた不動産会社「ABCホーム.」(東京都港区)元会長、塩田大介容疑者(44)=同区西麻布=を逮捕した。
同課によると、塩田容疑者は容疑を否認しているという。
同課は6日、共犯の5人を逮捕したが、塩田容疑者の行方が分からなくなっていた。同課によると、塩田容疑者は25日正午過ぎ
東京・霞が関の警視庁本部に「塩田です。組対4課が探していると聞きました」と出頭、当直の同課員が身元を確認し逮捕した。
出頭までの足取りについては「迷惑がかかるので言いたくない」と話しているという。
塩田容疑者が所有していた西麻布迎賓館のビルは、会員制の飲食店が入居し、芸能人も出入りする「大人の隠れ家」としてテレビで紹介された。
一方で、暴力団関係者の出入りがあったとされ、同課は、ビルでの収入が暴力団に渡った可能性があるとみている。
逮捕容疑は、平成21年5月、競売開始決定後に増築したビルの一部について、競売開始前から存在したとする虚偽の登記を行うなどして、競売を妨害したとしている。
捜査関係者によると、塩田容疑者は、ビルを担保に4億5千万円を金融機関から借り入れたが返済が滞ったため、20年10月、東京地裁が競売開始を決定した。
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