http://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/b/2/b2e8dca9.jpg オランダのオッテルロ:OTTERLOのクレラー・ミュラー美術館 Kroller-Muller museum に 74年より収蔵されていた作者不詳の「野花とバラのある静物画」が世界的な巨匠、 フィンセント・ファン・ゴッホVincent Van Goghの作品だったことが判明した。 カンバスのX線分析により、ゴッホは「野花とバラのある静物画 "Still Life with Meadow Flowers and Roses" 」を 1886 年にパリで描いたことが明らかとなった。 そして、この絵の下には、「二人の裸のレスラー」習作が2重に存在することがわかった。 これはゴッホが弟・テオTheoに 当てた手紙の中の「二人のレスラーを描いた」との記述に合致し、 研究者らはゴッホの手による作品だと特定するに至った。 クレラー・ミュラー美術館Kroller-Muller museumは、世界で最も豊富なゴッホのコレクションを誇る美術館の一つで、 ゴッホ作品の収蔵数は、アムステルダムにあるゴッホ美術館に次いで2位。
http://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/9/d/9dc4fab5.png 別記事によると、美術館は1974年オークションでこの絵を購入し、 40年間もこの無名の油絵を「ゴッホの物では?」と疑い所蔵、展示していたということで、 その根拠はキャンバスサイズやそのほかの事からだったとある。 解明に採用した新技術は「Macro Scanning X-Ray Fluorescence Spectrometry」で、 隠れていた「a scene with the torsos of two wrestlers grasping each other by the arms」 といわれるレスラーの絵は、アントワープの美術学校art school in Antwerpの時 (1886年初めのころ)に描いたものと確認されている。