「コンプガチャ」という悪魔のシステム
ひたすらインフレが続きますと、当然振り落とされる人が出てきます。初心者も入りにくくなってきます。
ユーザー数が減ってくると、収益に跳ね返ります。これを一気に解決するために生まれたのが、「コンプガチャ」というシステムです。
出現率がある程度高い、指定されたレアカードを、5枚とか6枚揃えると、最新のスーパーレアカードが手に入るというシステムですね。
コアユーザーにとっては、ただガチャシステムをするより獲得が容易で、初心者にとっては、スーパーレアカードまで行かなくても、
ある程度高いレアカードがゲットできて満足できるという、「ウィンウィンの関係」が築けるシステムです。この「ウィンウィンの関係」という言葉が、
ソーシャルゲームベンダーは大好きです。
「コンプガチャ」では、あと1、2枚くらいまでは、わりとすぐに揃います。しかしその辺りで突然難しくなります。
ユーザーはそれまでの成功体験があるので、「あと1枚」「あと1枚」と、お金を注ぎ込んでしまうわけですね。
またガチャシステムは、時々前触れなく確率が上がったりします。重課金者を尻目に、超初心者がレアカードをゲットできてしまい、
その成功体験によって、初心者は重課金者者の道を歩くことになります。
これらガチャシステムの確率は、常に運営が監視し、ユーザー動向を踏まえて、変動させています。
つずく