http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120315/bbl1203151145002-n1.htm 朝日は、巨人が野間口投手に渡したとされる「野間口貴彦様 2004年7月15日」との内部文書を引き合いに出し、
その中で「契約金 7億円」との記述があると指摘。
一括払いにすると「あなたが翌年の高額所得者番付に登場することは確実で、
その際、球界のルールを越えて契約金を受け取ったことが判明してしまい、
あなたにとっても、球団にとってもまずいことになります」とのくだりを紹介し、
巨人が、契約金の超過の隠蔽を暗に勧めているような内容を報じた。
プロ野球では93年のドラフトから、社会人と大学選手が入団したい球団を選択できる逆指名制度を導入した。
球団間で有望選手の争奪戦が過熱し、契約金が高騰する事態を避けるため、
球界で最高標準額を1億円に定めた経緯がある(94年から1億円プラス出来高払い5000万円)。
野球協約ではこの件に関する内容はなく、契約金の超過に罰則もない。
だが、07年3月に西武がアマ2選手への不正な金銭の供与が発覚した際に設置した調査委員会の調べで、
15選手に最高標準額を超える契約金、総額11億9000万円が払われたことが公表された。
同年4月には横浜(現DeNA)が那須野巧投手に5億3000万円の契約金を払ったことも明らかになり、
両球団には厳重注意処分が科された。