[6日 ロイター] 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のタブレット型端末
「iPad(アイパッド)」の商標権をめぐり訴訟を起こしている中国企業の唯冠科技が、
同社の破産を請求した台湾の債権者と協議していることが分かった。
唯冠科技の楊栄山董事長(会長に相当)と、同社の弁護士が6日、ロイターに明らかにした。
弁護士とメディア報道によると、台湾の富邦金融(2881.TW: 株価, 企業情報, レポート)傘下の富邦産物保険が裁判所に対し、
未払い債権868万ドルがあるとして、唯冠科技の破産手続きを求めた。
弁護士やアナリストによると、裁判所が富邦産物保険の申請を受理すれば、
iPadの商標権をめぐり広州の高等裁判所で争われている訴訟は影響を受ける可能性がある。
楊董事長はロイターに対し、「現在、富邦と協議している。債権者を保護したいとの意向を持っている」と述べた。
唯冠科技の弁護士、ロジャー・シエ氏によると、そのほかの債権者から同様の申し立てはないという。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE82503Y20120306