大阪・ミナミのガールズバー『SORA』で接客をしていた高校3年生の女子生徒が死亡した。
「店から119番通報があったのは2月12日午後0時30分頃のことで、救急隊員が駆けつけた時には既に死亡していました。
警察関係者によれば、女子生徒は11日午後11時頃に出勤、接客しながら飲酒し、店員が気づいたときには床に倒れていたとのこと。急性アルコール中毒の疑いが持たれています」(社会部記者)
ガールズバーでは、アルコールはカウンター越しに提供されるので風俗営業の許可は必要ない。
しかし、急死した女子高生は未成年でありながら飲酒、しかも客の隣で接待と、キャバクラ店と変わらないサービスをしていた。
大阪府警南署は、同店の経営者を保護責任者遺棄致死容疑で調べるとともに、食品衛生法違反(無許可営業)容疑で経営者の男性(27)を逮捕した。
ここ数年、ガールズバーは、ミナミやキタの繁華街で増え続けている。その中には、今回のように風俗営業の飲食店と変わらない店も多くあるという。
「店名を変え、経営者が持ち回りという際どい店もあります。ミナミのガールズバーは、違法キャバクラが摘発逃れのために業態変更したところが多い。
客の確保がキャッチか案内所中心というのも、風俗店と同じ。サービスの方も、軽いキスやタッチ、胸の谷間にチップでお札を挟ませる店は珍しくありません」(風俗ライター)
風俗まがいのサービス以上に問題なのが、店内の雰囲気だ。アルバイトをするAちゃん(18)もこう話す。
「社長(経営者)は若いし、店の女の子も友達同士。仲間うちのコンパのノリでやっているから楽しいですよ。この店から本当の風俗に行ったコもいて、そんな誘いもよくあります」
一方、東京のガールズバーも、一部で過激化が進んでいる。東京在住の風俗記者が言う。
「“お持ち帰りOK”の店もかなり存在します。その場合、裏メニューのようなものがあって、深夜になるとドリンクメニューの下のほうに『デート代5000円』などといった項目も追加されたメニュー表が出てくる。
これが援交につながることは言うまでもありません」
雇う方も雇われる方も、ハナから遊び感覚。これでは従業員管理や接客マナーの徹底などできるわけがない。
http://wjn.jp/article/detail/6047943/