前略
VOR記者はラスケル村のベルナト・ペルイサ村長と連絡を取り、取材することに成功した。
Q:ペリッサ村長、村の人々が農業用地を大麻栽培用に貸し出すことにしたというニュースは、多くのマスコミがトップ
で扱っていますが、この決定はすでに採択されたのでしょうか? あなた方は農業用地を、マリファナを消費する
何らかの団体に貸し出すおつもりなのでしょうか? もしそうであれば、それはなぜですか?
A;はい、我々はすでに、そうした決定を下しました。村会議員すべての参加のもと、2月29日の夕方、投票が行われ
ました。このプロジェクトが生まれたのは、7‐8ヶ月も前で、我々は十分に検討し、最終的に、バルセロナの
マリファナ消費者協会と共同で29日に承認されたプロジェクトを作成したのです。 何のためにとの御質問ですが、
お分かりのように、危機から抜け出す可能性を得るため、カタロニア地方の市町村の大部分がそうであるように
ラスケル村も体験している経済的困難を乗り切るためです。
中略
Q:しかし、大麻というのは、マリファナの原料ですよね。現在、全世界は麻薬との戦いを展開しています。あなた方は、
それを知っていてあえて麻薬取引をなさるおつもりなのですか?
A;いいえ、我々は、麻薬取引をするつもりはありません。我々の役割は、我々の参加なく存在している現象を整理し
調整するよう試みることだけです。これは、国連やコフィ・アナン前国連事務総長が率いる専門家委員会が述べて
いることです。これらの組織は、自分たちは麻薬との戦いに敗れつつある、麻薬を消費している人々を犯罪人呼ば
わりして、実際それで大儲けしている人々を追求していないと言っています。こうしたことすべては調整され、秩序が
作られるべきです。 その意味で、我々はパイオニアと言えると思います。なぜなら国連の要求を完全に果たしてい
るような政府は、世界で非常に少ないか、そもそもないからです。 このように我々は、完全に社会正義に従って、
全責任を持って行動しています。
長いので要所抜粋。ソース
http://japanese.ruvr.ru/2012_03_03/67394476/ >>3 Wikipediaによると合法らしい
現在個人の大麻の使用は合法であるが販売については規制対象である。
また2006年以降、種子の販売が合法化され、個人栽培が盛んになっている。
1990年代終わりから2000年代初頭に医療大麻の非犯罪化が推進された。
2001年にカタロニア地方議会が全会一致で医療大麻の合法化を議決したのを皮切りにアラゴン州やバレアリック諸島等でも合法化され、マドリード大学やバルセロナ大学などで医療分野の研究が盛んに行われている。
また1991年に非営利で会員に大麻を譲渡する最初の大麻クラブが設立され、現在ではスペイン全土にひろがっている。
しかしこれらのクラブが法律に抵触するのかどうかについては議論が続いており、2000年代に幾度か行われたクラブのオーナーに対して行われた裁判ではそれぞれ矛盾した判決があったが、近年ではこうした大麻クラブに対しても取締りが緩和される傾向にある。
2006年〜2007年には、複数のクラブが大麻の販売で訴追されたが、被告のクラブメンバー等が無罪を勝ち取り、没収された収穫を警察が返納するという判例が出ている。