龍の絵が描かれた土器が発掘される 水神信仰の象徴と考えられる

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1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/02/24(金) 23:51:00.45 ID:ZTB6Dn4p0 BE:264275892-PLT(12000) ポイント特典

(福井新聞2012年2月24日午後6時35分)
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竜を描いたとみられる絵画土器=24日、福井市渕4丁目の福井市文化財保護センター 竜を描いたとみられる絵画土器=24日、福井市渕4丁目の福井市文化財保護センター

 福井市栗森町の寄安(よりやす)遺跡から、福井県内では初めての「竜」を描いたとみられる絵画土器の一部が出土した。
 弥生時代後期から古墳時代にかけてのものとみられ、調査に当たった市文化財保護センターは
「水神信仰の象徴である竜が千数百年も前に、中国大陸から県内に伝わっていたことを知る貴重な資料」としている。
 25日から同センターで展示する。(谷口洋史)
 発見された土器片は縦約5センチ、横約9センチ。竜はヘラ状の道具で描かれ、左部分が頭部、右部分が胴体で、
縦に引かれた3本線は脚と考えられている。絵画土器は過去に県内で3例見つかっているが、いずれも人物やシカが描かれ、
空想上の動物である竜が描かれた土器の発見は今回が初めて。
 土器の表面に朱色に着色された跡が残っていることや、当時の寄安遺跡の近くには現在はなくなってしまった川が流れていたことから、
担当者はこの土器について「河川の治水を願う祭祀(さいし)用の道具として使われていたのではないか」と推測している。
 同遺跡は縄文時代から鎌倉時代にかけての集落跡で、土地区画整理事業に伴い1998年から市文化財保護センターが発掘調査を行ってきた。
 本年度は弥生時代後半から古墳時代(約1800〜1300年前)の遺跡を調査し、土器や井戸、建物跡などを発見した。
 土器片を展示する本年度の発掘速報展は3月18日まで。このほか、同市石盛町の石盛遺跡から出土した平安時代の硯(すずり)など約100点を紹介する。
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