市場 今度は円安に警戒

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円、80円台前半で推移 円安に警戒感も
2012/2/23 12:12

 23日午前の東京外国為替市場で、円相場は15日続落。12時時点は前日17時時点に比べ10銭の
円安・ドル高水準となる1ドル=80円13〜16銭近辺で推移している。10時以降の円相場は下げ幅を縮小した。
前日の海外市場で80円40銭と約7カ月ぶりの円安・ドル高水準に下落した反動で、利益確定の円買い・ドル売りが入った。
市場では一段と円安が進むには新たな材料が必要との見方があり、急ピッチな円安進行に対する警戒感が円の買い戻しを誘った。

 朝方は前日の海外市場で円安が進んだ流れを引き継いで始まった。国内輸入企業が円を売ってドルを手当てする動きもあった。

 9〜12時の円の高値は80円11銭近辺、安値は80円34銭近辺で、値幅は23銭程度となった。

 円は対ユーロで5日続落。12時時点は同14銭の円安・ユーロ高水準となる1ユーロ=106円25〜28銭近辺で推移している。
対ドルでの円安進行を手がかりにした円売り・ユーロ買いが先行した。
一方、目新しい材料に乏しいなか、ひとまず利益を確定するための円買い・ユーロ売りが入ったため、下げ幅は限られた。

 ユーロは対ドルでほぼ横ばい。12時時点は同0.0001ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3257〜60ドル近辺で推移している。
朝方は持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが先行したが、欧州の債務問題に対する悲観的な見方が後退しているため、
下値ではユーロ買い意欲が強かった。〔日経QUICKニュース〕
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C938181E29B9F94E2E68DE0E1E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E3