公園遊具で元気はつらつ
政令市で最も高齢化が進む北九州市。
2030年には3人に1人が65歳以上になるといわれる。
そんな中、市は大学教授や遊具メーカーと共同で高齢者が体に効果的な運動や
ストレッチを楽しみながらできるオリジナルの健康遊具を開発。
市内3カ所の公園に設け、使用法を教える健康教室も開いている。
公園の健康遊具を活用した教室は全国でも珍しく、県内外の自治体からも注目を集めているという。
市が開発した健康遊具は6種類。
ベンチの背もたれが体にフィットするように反った「背伸ばしベンチ」▽
寝たまま、太もも裏側の筋肉を伸ばせる「ストレッチベンチ」▽
手すり付きで安全にツイスト運動ができる「ツイストベンチ」▽
日常生活に必要な肩と腕の筋肉を維持できる運動器−。
どれも、体に無理な負担をかけないよう人間工学に基づく設計だ。
遊具の横には、使用方法や効果などを記した説明看板もある。
市緑政課によると、現在、勝山公園(小倉北区)と夜宮公園(戸畑区)、
藤松中央公園(門司区)にそれぞれ3−6種類を設置。12年度内に全区に設置を広げる方針だ。
なぜ、今、健康遊具なのか。
同課によると、少子化に伴い、子どもの公園利用が減少、子ども向け遊具を健康遊具に取り換えるケースが増加。
11年3月現在、市内142の公園にある健康遊具は457基に上るという。
ところが、せっかくの健康遊具も「使用方法が分からない」「どんな効果があるのか不明」との指摘を利用者、専門家から受けていた。
そこで市は昨年から、遊具メーカーと九州栄養福祉大リハビリテーション学部長の橋元隆教授とともに、
高齢者の運動効率を高める健康遊具の開発を始めたという。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/287748