「Flash Player」の脆弱性を修正するアップデート、すでに標的型攻撃の報告
2012/2/16 14:01
米Adobe Systemsは15日、「Flash Player」の脆弱性を修正する
セキュリティアップデートを公開した。すでに標的型攻撃に悪用されている
との報告があるとしており、ユーザーに対して最新バージョンへのアップデー
トを推奨している。
脆弱性を修正した最新バージョンの番号は、Windows/Mac/Linux/
Solaris版が「11.1.102.62」、Android 3.x/2.x版が「11.1.111.6」、
Android 4.x版が「11.1.115.6」となる。
また、PC環境などの都合で前バージョンのFlash Player 10.x系列を
使い続けているユーザー向けにも、セキュリティ修正を適用したバージョン
「10.3.83.14」を用意した。
このほか、Googleが開発しているウェブブラウザー「Google Chrome」
にはFlashが統合されいているが、同ブラウザーの最新バージョン
「17.0.963.56」において、Flashも最新バージョンになっている。
Adobe Systemsでは、今回のアップデートで修正する脆弱性の深刻
度を、4段階中で最も高い“Critical”とレーティング。クラッシュを引き起こ
され、攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れがあるという。
(イカソースで)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120216_512509.html 依頼
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1329330043/113 Adobe Flash Player の脆弱性に関する注意喚起 (抜粋)
最終更新: 2012-02-16 @JPCERT/CC
I. 概要
Adobe Flash Player には複数の脆弱性があります。結果として遠隔の第三
者は、細工したコンテンツをユーザに開かせることで任意のコードを実行させ
たり、クロスサイトスクリプティング攻撃を行ったりする可能性があります。
II. 対象
対象となる製品とバージョンは以下の通りです。
- Adobe Flash Player 11.1.102.55 及びそれ以前
詳細は、Adobe Systems 社の情報をご確認ください。
http://www.jpcert.or.jp/at/2012/at120006.html