県教委は10日、広島観音高校の新家成郎主事(55)=江田島市江田島町=を懲戒免職にした。
新家元主事は昨年末に飲酒事故を起こした後、フェリーから飛び込み自殺を図ったが、カキいかだの上で救助されていた。
県教委によると、新家元主事は昨年12月22日、中区の居酒屋での忘年会で校長ら7人と飲酒。酒気帯び状態で自分の
乗用車を運転、同区内で午後11時半ごろ軽乗用車に衝突。50代女性が胸を骨折し、後続のタクシーが巻き添えで衝突した。
新家元主事は25日夕、被害女性を病院に見舞った後、広島港発のフェリーから海に飛び込んだ。26日早朝、南区沖約4キロ
のカキいかだで漁船が発見。精神的な混乱から回復し、県教委は事情を聴いていた。新家元主事は「最終便が出ていたため、
学校に戻って車で寝ようと思った。理由は覚えていないが、気付いたら運転していた。大変申し訳ない」と話しているという。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20120211ddlk34040506000c.htm