立山・地獄谷をめぐり検討
火山ガス濃度の上昇により立ち入り制限が決まっている北アルプス立山の地獄谷をめぐり、富山市で7日、環境省や有識者などが集まり、実態調査することなどを検討しました。
富山市で7日開かれた専門委員会には北アルプス立山の地獄谷を管轄する環境省や火山ガスの有識者などおよそ30人が参加しました。
地獄谷は亜硫酸ガスや硫化水素ガスの濃度が近年上昇していて、10年前に比べて数倍から10倍ほどになっています。
このため環境省や専門家らが現地で調査した結果、遊歩道およそ2・5キロの区間で一般利用者の通行止めを去年12月に決めました。
遊歩道が通行止めになると、観光客の減少が予想されるため、7日の会合でも山小屋関係者などから早期に新しい遊歩道を設置してほしいとの要望も出ていて、環境省は今後、
看板を設置するなど登山客への周知を徹底するほか、火山ガスを正確に把握するため古い検知器を更新することなどについて意見を交わしました。
http://www2.knb.ne.jp/news/20120207_31260.htm