ネットゲームのトラブル増加 「300万円かけたキャラクターが突然、消えてしまった」

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ネットゲーム トラブル増

◇県窓口への相談 今年度3割増

オンラインゲームのトラブルをめぐり、県消費生活支援センターに相談する人が増えている。
「300万円かけたキャラクターが突然、消えてしまった」「ゲーム通貨を持っているのに、ゲームが終了して
使えなくなった」などと訴え、今年度の相談件数は12月末ですでに、昨年度より3割以上増えた。

◇300万円キャラ消失・通貨無効に

昨年6月、30代男性から相談が寄せられた。男性はゲームサイトで、お気に入りのキャラクターを強くするため
の装備集めに力を入れ、約300万円をつぎ込んだ。しかしある日、サイトにアクセスするとキャラクターが消えて
いた。運営会社に相談したが、原因は不明のままだという。

20代男性は昨年12月に相談。無料のうたい文句を信じて利用したゲームサイトで、知らない間にアイテムを
購入させられ、3万7千円を請求されたという。アイテムを購入する通貨を買ったのに、運営会社からゲームの
終了を通告され、使えなくなってしまったと訴える問い合わせも多いという。

センターによると、オンラインゲームのトラブルに関する相談は2009年度が70件で、10年度は96件。さらに
11年度は12月末までで131件に増加した。同年度のトラブルになった利用額は計768万円という。

相談する人の年齢層は、最も多い30代(35・1%)の次が40代(22・6%)で、子を持つ親の世代が目立つ。
20代が17・9%で、10代は13・2%。70代も2件あったという。

県消費生活支援センターの担当者は「ゲームに夢中になり、高額アイテムを買ってしまいがち」と指摘。
ゲームをする前に「しっかり規約を読んで利用してほしい」と基本動作の徹底を呼びかける。
「親は購入時に求められる携帯電話などの暗証番号を、子どもに知られないようにしっかり管理してほしい」
と注意点も挙げた。

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001202060004