路上生活者やけど 火つけられたか
1日、東京・中央区のJR東京駅の近くで、路上で生活するいわゆるホームレスの女性が服の一部が焦げ、やけどをした状態で見つかり、
女性は、「気がついたらスカートが燃えていた」と話していることから、警視庁は、何者かが火をつけた可能性があるとみて調べています。
1日午前6時すぎ、中央区八重洲の路上で、「女性の服が燃えている」という119番通報が近くを通りかかった男性からありました。
消防や警察が現場に駆けつけたところ、スカートが焦げた状態のホームレスの女性がおり、足や手にやけどを負っていて、病院に運ばれ、現在も入院しているということですが、命に別状はないということです。
警視庁によりますと、女性は60代ぐらいで、「気がついたら、スカートが燃えていた」と話しているということです。
周囲には火の気がないことから、警視庁は、何者かが女性のスカートに火をつけた可能性があるとみて、付近の防犯カメラの映像を分析するなど調べを進めています。
現場は、JR東京駅の八重洲北口のそばのビルや飲食店が立ち並ぶ場所で、近所の男性によりますと、ホームレスの女性は、半年ほど前から同じ場所で生活していたということです。
消火に加わり、女性を助けた近所の男性は、「うちの中にもけむりが入ってきて、外に出てみたら、女性の衣服からいぶされたような臭いがして、熱い、熱いと叫んでいた。寝床からは火が出ていた。
『どうしたの』と女性に尋ねたら寝ていたらこうなったと言っていた」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120202/t10015724591000.html