女性向け育毛剤が販売増 県内の店舗、品ぞろえを充実 2012/2/1 14:30
女性向け育毛剤が販売増 県内の店舗、品ぞろえを充実 薄毛に悩むのは男性だけじゃない−。女性向けの育毛剤の売れ行きが伸びている。
加齢やストレス、食生活の乱れなどが原因で薄毛に悩む女性は多く、徳島県内のドラッグストアでも品ぞろえを充実させて対応。
各店は今後もさらに市場が拡大するとみて、販売に力を入れている。
販売店などによると、抜け毛や薄毛に悩む女性は30代以上に多く、原因はさまざま。
過剰なダイエットによるタンパク質不足、自律神経の異常、甲状腺や卵巣の病気など医師の診察や生活改善が必要な場合もあるが、加齢やストレスによるものも多いという。
これまでは「育毛剤は男性が使うもの」とのイメージが強く、女性には敬遠されがちだった。
そこで、各メーカーは保湿や栄養成分を含んだ「ヘアケア用品」であることを前面に打ち出した商品を発売。女性に手に取ってもらいやすくしたことで人気が広がり始めた。
約10種類を販売するチャーリー沖浜店(徳島市沖浜3)では、40〜50代を中心に売り上げが年々増えている。
頭皮に潤いを与えるコラーゲンやヒアルロン酸を配合したものや、かんきつ類の爽やかな香りがする商品が人気という。
徳島市内の主婦(52)は「種類が多くなり、自分に合った商品を選びやすくなった。美容品感覚で気軽に買えるので恥ずかしさもない」と話す。
キリン堂大松店(同市大松町榎原外)では、今年に入り販売コーナーを特設。この1年間で新商品の発売が相次ぎ、
品ぞろえを充実させたこともあって、昨年12月の1カ月間の売り上げは前年同月比の約2倍という。
柴田四郎店長(36)は「女性用育毛剤の認知度はかなり高まってきているが男性に比べるとユーザーはまだ少ない。
使用することへの抵抗感をさらに減らせば、売り上げは伸びそうだ」と期待している。
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/02/2012_132807422032.html