年金試算、一転公表へ…消費税法案、提出前に
藤村官房長官は1日午前の記者会見で、政府・民主党が当面非公表とした年金制度抜本改革の試算について、
民主党が最新の将来推計人口を踏まえて作り直し、3月中を予定する消費税率引き上げ関連法案の国会提出前に公表するとの見通しを明らかにした。
藤村氏は「新しい年金制度の具体的設計は党が検討する。その際に財政試算をどうするかも、党の中で今検討している」と述べた。
そのうえで、試算の公表時期について、「党はそういう(法案提出前に出すという)考えを持っていると聞いている」と語った。
民主党が当面公表しないとした試算は、抜本改革のため消費税率を最大7・1%引き上げる必要があるという内容で、
合計特殊出生率を過去最低水準に見積もった2006年の前回推計に基づく。1月30日に発表された新推計は出生率を1・35に上方修正しており、
試算を作り替える場合には抜本改革に必要な財源が少なくなる可能性がある。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=53838