【ヤンゴン時事】ミャンマーで1988年にあった反政府学生運動のリーダーで、
今月中旬に釈放された元政治犯のミン・コー・ナイン氏(49)が30日までに、最大都市ヤンゴンの自宅で時事通信の単独インタビューに応じ、
「われわれの活動は非暴力が原則だ。政府が正しい対応を続ける限り、暴動などが起きることはないだろう」と述べた。また、日本政府に対しては、
依然拘束されている政治犯の釈放に向け協力を求めた。
ミン・コー・ナイン氏は、ミャンマーで民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんに次いで著名な政治活動家。
今月13日に釈放されるまで計約20年にわたり収監された。政治犯が釈放される際は、同氏が含まれるかが常に注目された。
同氏は今後の政治活動について「2008年に当時の軍事政権が制定した憲法の改正を目指す」と語った。
国会の議席のうち4分の1を選挙を経ずに軍人に割り当てる規定が非民主的だと主張。「憲法を変えることはすなわち、新しい国家を建設することだ」と訴える。
(2012/01/30-14:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012013000459