国内最大級の屋内スキー・スノ−ボード場東温市のアクロス重信が31日、閉館の日を迎えました。
最終日の31日は、施設の利用料や用具のレンタル代が無料となり、朝から閉館を惜しむ大勢の
人達が訪れています。一般ゲレンデとハーフパイプコースを持つ国内最大級の屋内スキー・
スノーボード場「アクロス重信」は1999年にオープンしました。オープン直後の1年は話題性に加え、
スキー・スノーボードのブームに乗っておよそ11万人が入場しました。ハーフパイプのゲレンデが
出来てからは国内のトップ選手を次々に輩出、アクロスで練習を続けてきた青野令選手は
オリンピック出場も果たしました。しかし、長引く景気の低迷や全国的な競技人口の減少により、
去年1年間の利用者は3万人にまで減少していました。このため「アクロス重信」を運営する
久万総合開発は、今月いっぱいで閉館することを決めたものです。
利用者は「(スノーボードをやりに)初めて来たのがここなんですけど、結構こけたりして
難しかったんですけど成長できたのもアクロスやと思うんでやっぱなくなってほしくはないですね」
などと話し、閉館を惜しんでいました。利用客の中には、31日夜、アクロス重信でスタッフとして
従事する菊池恵さんもいました。菊池さんは「できた当初から来てて、8年前からここで働き
だしました」(思い出は?)「絶対できるはずない県外の友達がたくさんできたことですかねぇ。
あと子どもらとかも普通に友達みたいに話せだしたんが
こういうとこじゃないとないんで」と話していました。「アクロス重信」は31日午後10時に、
12年余りの歴史に幕を下ろします。
http://news24.jp/nnn/news8781608.html