ロンドン五輪代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは29日、大阪市の長居陸上競技場を発着点に行われ、重友梨佐
(24)=天満屋=が日本歴代9位の2時間23分23秒の好タイムで初優勝を飾り、自身初となる五輪代表入りが確実となった。
昨春のロンドン以来、2度目のマラソン挑戦となった重友は序盤から先頭集団で積極的にレースを引っ張った。
26キロすぎにハーフマラソンと5000メートルで日本記録を持つ福士加代子(ワコール)を引き離し独走態勢を築くと、
終盤も粘って2位に1分以上の大差をつけた。タチアナ・ガメラシュミルコ(ウクライナ)が2時間24分46秒で2位に入り、
11秒差の3位は野尻あずさ(第一生命)。優勝候補の筆頭だった福士は9位、
2004年アテネ五輪7位の坂本直子(天満屋)は10位だった。
重友が五輪代表に決まれば、天満屋勢としてシドニーの山口衛里、アテネの坂本、北京の中村友梨香に続き4大会連続の
五輪出場。岡山勢ではバルセロナ銀、アトランタ銅の有森裕子(岡山市出身)を含め6大会連続となる。
女子マラソンの五輪代表枠は3で、残る選考会は3月11日の名古屋ウィメンズのみ。
代表は同12日の日本陸連理事会で決定する。
(2012/1/29 15:04)
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