去年3月の震度6強の地震で、中心部の食料品店が閉店していた長野県栄村に、国の支援を受けた
新しい仮設の食料品店がオープンしました。
去年3月12日の震度6強の地震で、長野県栄村では中心部にあった2つの生鮮食料品店がいずれも
大きく壊れ、閉店を余儀なくされました。地震後も規模の小さい店が営業を続けていますが、
車を持っていない高齢者などから「生鮮食料品を買うのが不便だ」といった声が寄せられていました。
このため村は、国の支援を受けて、閉店した2つの食料品店から数百メートル離れたJR森宮野原駅前の
敷地に、去年11月から仮設の店の建設を進めてきました。そして28日、復興の願いを込めて
「がんばろう栄村駅前店」と名付けられた仮設の店がオープンし、早速近所の人たちが訪れて食材や
総菜などを買い求めていました。店舗は2階建てのプレハブの1階部分にあり、広さはおよそ120平方
メートルと村の中では最も大きな規模です。店を訪れた83歳の女性は「車がないので、地震後は買い
物は子どもに任せていましたが、ここは近所なので、自分で買い物ができてありがたいです」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120129/t10015615461000.html